精神科
精神科は心の症状、心の病気を専門に扱う診療科です。心の症状とは、不安、抑うつ、不眠、イライラ、幻覚、幻聴、妄想などのことです。
世の中の急激な変化や複雑さから生じたストレス社会においては、心の風邪、心の病が誰にでもあることとして認識されるようになりました。これまで元気であった方が、突然、眠られなくなったり、不安が強く落ち着かなくなったり、憂うつになったりすることもめずらしくなく、心身に不調をきたす方が増加しています。
精神科では、憂うつ、不安といった気分や感情の問題、不眠症、職場や家庭での悩みやストレスからくる症状、拒食過食、ひきこもりなどの行動の問題、統合失調症や気分障害、うつ病などの病気の相談・治療を行っています。
また専門外来として、ストレスが原因で引き起こされる様々な症状の改善を目指す、ストレス・うつ・不定愁訴外来、不眠症や過眠症など日常生活に支障がないよう改善を目指す睡眠障害外来(睡眠外来)を開設しています。
夜間診療について
働く方の利便性を考慮し、「仕事が終わってから帰宅前に受診されたい」というご要望にお応えするため、夜21時まで診療をしております(詳しくは診療時間のご案内をご覧ください)。
お薬について
患者様の希望は最大限尊重しますが、医師が適切と判断できない場合は、ご希望に添えないことがあります。
どんな時に受診すれば?
どんな些細な事でも構いません。
眠れない、不安で仕方ない、落ち込んでいる、取り越し苦労ばかりする、人間関係に苦しんでいるなど、下記のような症状があればお気軽にご相談下さい。
イライラする | 不安である |
憂鬱(ゆううつ)である | 物忘れがひどい |
眠れない | ボーとしている |
だるい | 疲れやすい |
日中眠くてしょうがない | 食欲が無い |
人前で緊張する | 手が震える |
当クリニック精神科で診療を行っている主な疾患
うつ病
慢性的に気分が憂鬱になったり、何事に対してもやる気が出ない状態が長期間、続いたりする病気です。
適応障害
ストレス因子によって、日常生活や社会生活、職業・学業的機能が果たせなくなり、一般的な社会生活が送れなくなるストレス障害のことです。
気分障害
気分が沈んだり、高ぶったりするのが特徴です。気分の変化に伴って生活全般の活動性も変化します。感情障害と呼ばれる場合もあります。
自律神経失調症
不規則な生活や習慣などにより、身体を働かせる自律神経のバランスが乱れるためにおこる様々な身体の不調のことです。
統合失調症
幻覚、妄想など現実と非現実の境がぼやけてくる症状が特徴的な心の病気です。
強迫性障害
自分でもコントロールできない不快な考えが頭に浮かび、その不快な考えや気分を振り払おうとして同じことを何度も確認したり行動したりしてしまう病気です。
パニック障害
息が詰まる、激しい動悸が起こる、めまい、ふるえ、吐き気などの症状と同時に、死んでしまうのではないかという不安や恐怖を感じる発作が起こる病気です。
全般性不安障害
特定な状況に限定されず、理由の定まらない不安が長期間続き、このような不安にこころやからだの症状が伴う病気です。
社会不安障害・社会恐怖
人と接するときに不安が強く、手が震えたり、赤面したりしてしまうなど、生活の中で不安や恐怖を感じている状況になると、心や身体にいろいろな症状があらわれる病気です。
摂食障害(過食症・拒食症)
食行動の異常に基づく原因不明の難治性の疾患です。神経性食欲不振症(拒食症)と神経性大食症(過食症)などとして知られています。
過敏性腸症候群 IBS
大腸や小腸自体が悪いのではなく、それ以外の原因で腸を動かす神経が刺激され、腸の運動が盛んになり腹痛などが起こる病気です。
身体表現性障害
患者さんの訴えに見合う身体的異常や検査結果がないにもかかわらず、痛みや吐き気、しびれなど多くの身体的な症状が長い期間にわたって存在する病気です。
Q. 受診する際の注意事項はありますか?
特別に注意を必要とすることはありません。
普通の病院やクリニックへ行くときと同じで、保険証をお持ち下さい。
*事前予約のご来院をお願い致します。
直接ご来院いただいた場合、診療状況によっては、お受けできない場合もございますのでご了承ください。